この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
恋花火
第12章 送り狼
「陸先輩は、おまえに似合わないくらいカッコイイ。」


……は!?


素直になったかと思いきや、いきなりなに言い出すの!?って思ったけど…


"彼氏がいるの"


ってタケルに宣言したから、きっとその彼氏は陸先輩だと勘違いしている模様。


「だからやめとけば。」

「いや、意味わかんない。」

「もったいねー」

「うるさいっ」


もー!せっかく陸先輩のお色気ビームに癒されてたのに。


気分が台無し。


「ズルイよ!タケルだって茜先輩と……」

「だからしてないって。」

「キスしてたもん!どうせ私は……」


どうせ私は


タケルにだって女の子として見てもらえない


陸先輩に似合うだなんて思ってない


悔しくて悔しくて


気づいたらボロボロ涙が出ていた。


「すーぐ泣く。」

「嫌い!タケルなんか大っ嫌い!!」


またいらないことを宣言して、私は家の玄関のドアを、音を立てて強く閉めた。


嫌い


大っ嫌い。








/347ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ