この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
初音さんの二十日間
第2章 14年後のマシュマロちゃん
「中学生の瑞々しさはなくなった、アラサーに向かってなに言っちゃってんの」

「え、でもホント変わんない。でっかい目とか髪型とかさ」

「ちょっと待て。中学生ん時のバーバー田端で切ってもらったおかっぱと、表参道のサロンでカットしたショートボブを一緒にすんな」

「表参道とか、かっけー!」

なんだろうこのノリ。
弟がいたらこんな感じなんだろか。

「合格したら東京生活でしょ?表参道でもギロッポンでも行き放題だからね」

「わー!俺、渋谷で服買いてぇー!そんで西麻布とかで飲んでみてぇー!」

西麻布とか100年早いわ!
私だって恐れ多くて踏みいったことがない!

「渋谷でも麻布でもいいけどさ、ちゃんと勉強してよね。受からないと始まんないんだし」

「ですよね」

テヘペロ顔が可愛い。
なんか腹立つぐらい揃ってんな、この子。

「で、どこ受けるの?」

「あー、早慶大っす」

はああ?
あの有名難関大学かい!?
この出来杉くんめ!

あまりの完璧感にどっと疲れが出てしまった。

「お風呂とトイレは廊下の左手。で、キミの部屋は右手のドアね」

「ラジャー」

「わたしの寝室は立入禁止だからよろしく」

立ち上がった柊二くんは深々と頭を下げ

「了解です!二十日間、お世話になります!」



こうして私と再従兄弟とのヘンテコリンな同居生活が始まった。

/172ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ