この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
純の恋人
第7章 真実の破片
 
 実家。事故を揉み消そうとした父なら、証拠を破棄する理由がある。今の時点で、証拠を持ち去ったのがストーカーか父かは、断定できそうにはなかった。

「純、この部屋にそのまま住んでいて大丈夫なの? 私のところに来た方がいいわ」

「でもお姉ちゃん、彼氏と二人暮らししてるって前に話してなかった? つまり、松永さんと暮らしてるって事でしょ?」

「僕の事は気にしなくていいよ、純。純は僕の妹になるんだから、遠慮する必要はない」

 思わぬ申し出にどうしようかと考え始めると、国重さんが私の頭に手を乗せる。そして私の考えも聞かないうちに、勝手に答えを出してしまった。

「それは問題ない。盗撮や盗聴する機械の類が今仕掛けられていないのは確認済みだし、鍵も新しいものを手配している。二、三日の間に届くはずだ。俺もここで護衛している」

「え? 護衛って、純、それじゃイド君は」

「それとこれとは別問題だ。大体、恋人のいる女が、他の男と接触してはならないなんて法律はないだろう」

「それはそうですけど、でも……」

 姉は納得がいかないようだけれど、反論も出来ず黙ってしまう。
 
/246ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ