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純の恋人
第3章 刑事 国重一
不意に胸を強く吸われて、思わず高い声が出てしまう。胸だけでイかせるなんて、本気なんだろうか。私が否定する隙すらないくらい、愛撫は激しくなっていった。
「はっ、うんっ! イドさ……あぁんっ!」
イドさんの手の中で、粘土みたいに胸が変形していく。舐めるというよりかじると言った方が正確な刺激も、心臓を震わせる。
女の芯が、ひたひたと濡れながら痺れる。本能が叫んでいる。足りない、全部犯せと。針はとっくに振り切れているのに、胸だけではどうしても抜けられなかった。
衝動的に、私は自分で自分の下半身に指を伸ばす。淫核に触れた瞬間、溜まりきった快感が全身に弾けた。
「あああっ!」
乱暴に指で擦れば、すぐに体が絶頂へと向かう。なのにイドさんは私の両手首を取ると、快感から引き剥がし意地悪に笑った。
「どうしてほしいか言ってって言ったのに。駄目だよ、純ちゃんを全部食べるのは、オレの役目なんだから」
「あ……」
固く尖った乳首を舐められているけれど、手は緩まっていた。まともに口が聞けるチャンスは、今しかない。私は今頭を支配して止まない望みを、どんなに卑猥かも考えず口走った。