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あなた~you~
第7章 What do you think it is?
「ん~俺はいいんだけどな?」
「はい」
「乃恵初めてだろ?」
「そうです」
なんだかキラキラした目で期待されて・・・る?
え・・・?餌をあげる前のクロ?
「俺は乃恵が好きだけど、まだ愛って良く分からないって言ったよな?」
「はい」
「それで乃恵を抱いちゃっていいのかな。と思って」
俺が言った言葉を乃恵は一瞬考えてクスクス笑い出した。
「今まで愛がなくても、抱いていたんじゃないんですか?」
なんて痛いところをついて来る。
乃恵ちゃん・・・
「だから、だよ。乃恵を大事にしたいんだ」
思わず本当のことをもらしたら、
今までのクスクス笑いをピタッと止めて。
「そう・・・思ってくれているだけで、今までとは違うと感じます」
「・・・・」
「これからゆっくり、愛を一緒に感じていきましょう。
今は、好きという気持ちで十分です」
愛なんて難しすぎて分からない。
愛してるなんて、たかだか22年しか生きていない俺が声高に言っていいものか
それさえも分からない。
ただ、今まで誰にも感じたことのないような
愛しさと、誰にも渡したくないと感じるこの気持ちは
確かなもので
これを愛と呼んでいいのかは、まだ確証は持てない。
が、愛を信じていなかった俺だからこそ
分かるものもある。
大事な人が誰もいなかった俺だからこそ
いえることもある。
乃恵が誰よりも大事だ。
「はい」
「乃恵初めてだろ?」
「そうです」
なんだかキラキラした目で期待されて・・・る?
え・・・?餌をあげる前のクロ?
「俺は乃恵が好きだけど、まだ愛って良く分からないって言ったよな?」
「はい」
「それで乃恵を抱いちゃっていいのかな。と思って」
俺が言った言葉を乃恵は一瞬考えてクスクス笑い出した。
「今まで愛がなくても、抱いていたんじゃないんですか?」
なんて痛いところをついて来る。
乃恵ちゃん・・・
「だから、だよ。乃恵を大事にしたいんだ」
思わず本当のことをもらしたら、
今までのクスクス笑いをピタッと止めて。
「そう・・・思ってくれているだけで、今までとは違うと感じます」
「・・・・」
「これからゆっくり、愛を一緒に感じていきましょう。
今は、好きという気持ちで十分です」
愛なんて難しすぎて分からない。
愛してるなんて、たかだか22年しか生きていない俺が声高に言っていいものか
それさえも分からない。
ただ、今まで誰にも感じたことのないような
愛しさと、誰にも渡したくないと感じるこの気持ちは
確かなもので
これを愛と呼んでいいのかは、まだ確証は持てない。
が、愛を信じていなかった俺だからこそ
分かるものもある。
大事な人が誰もいなかった俺だからこそ
いえることもある。
乃恵が誰よりも大事だ。