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言われてみれば、単純で。
第2章 君との出会いは、偶然で。
一方、プライベートは結構自由。

中学時代は背が低いことと、少し童顔だったのが理由でマスコットのように扱われていた。
それなのに高校に入るとぐんと背が伸び、俳優やらなんやらに似てるとモテだした。

少し居心地が悪かったけど、褒められるのは嫌じゃない。
調子いいこと言って周りの機嫌をとるようになったのはその頃からだろう。

初めて彼女ができたとき、間違えて中学時代の後輩の名前を何度も呼んで振られた。
向こうから告白しておいて振るなんて酷い人だった。

2人目は俺のことを先輩と呼んでみて、と言っただけでぶん殴られて振られた。
先輩相手に、先輩と呼べと言ったのがいけなかったのだろうか。
結構可愛かったのに暴力的な人だった。

なんか、そういう調子でどうも上手くいかなかった。


それが何人か続いて、そっか、お付き合いしなければ自由なんだ。
それに気付いたのは大学に入ってすぐ。

毎日違う子連れて歩くのは楽しいだけじゃない。
だけど、色んな話が聞けるのは楽しかった。

たまに勘違いさせて怒らせることもあった。
だからといって気にする事はない。
そんなの気にしてたらきりがないのでテキトーに遊んでた。

同性の友達もそんな風に過ごしてるやつらが多かったから
別にこれが普通だと思ってた。

「ちょっと、違うんじゃない?」
そう言ったのは会社で仲良くなった同期だった。

「まあ、丹羽はカッコいいしもてるよなーうらやましい!」
それが常套文句だったあいつももう二児のパパ。

最近は彼も飲みにも付き合ってくれないのでそこらのバーにひとりで行って女の子に声かけられて一緒に飲んで、まあ致すことがあったら致してそこでさようなら。そんな感じだった。




『寂しい時間を勉強に費やしてください』



だから俺は本を読むのを辞めないし、持っている資格がどんどん増えていってるんだと思う。
もう、無造作に。
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