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言われてみれば、単純で。
第3章 俺と君は、曖昧で。01
あれから俺はキョーちゃんの家に毎週顔を出していた。
あの頃と同じ。ただ、世間話をして時間を過ごす。
それが半年位続いている。

平日はしっかり仕事。家と会社の往復だ。
相変わらず残業は多いけど最近はあまり苦じゃない。
休日に楽しみがあると仕事は捗る。

土曜日は本を読む日になった。
キョーちゃんの家で静かに本を読む。
彼女の隣に居ると、読書が捗る。俺の読書癖の原点がそこにあるのだから。

だからと言って遊びはそう簡単には止めれない。
たまに仕事が早く上がれる日があれば遊びに出掛ける。まあ回数はかなり減ったけれど。
溜まるものは溜まるし人肌恋しいことだってあるでしょ。
そしてキョーちゃんと俺はそれを解消しあう仲でもない。

たまにその相手に「キョーちゃんって誰?」と聞かれるようになった。
ホント、誰なんでしょうね。高校生の頃に付き合った子達を思い出す出来事だ。

そしてそんな関係でもない彼女の名前。
それが行為中、無意識に出てしまうなんて俺はどうかしてる。
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