• テキストサイズ
言われてみれば、単純で。
第5章 この崩壊は、突然で。
なんだよ。何が起きたんだ。
俺はソファに座ったまま咥え煙草で彼女を抱き締めていた。

彼女の手から煙草を取り上げて灰皿に押し付けたあと自分のものも同じようにした。

キョーちゃんはおとなしく俺の胸の中にいて、背中を撫でてやる。
彼女の腕が俺の背中にしがみついてる。

訳が分からないけどどうにかしたいのと何が彼女をこんな風にさせたのか知りたいのと様々な思考が頭を巡り巡る。

それなのに背中を撫でて「大丈夫」としか言えない俺が此処にいる。
何が大丈夫なんだろう。


俺がいるから大丈夫。

そんな安易な言葉で彼女を癒せるはずがない。
ただ、彼女の指が俺の背中にしがみ付いて離さないのをそのまま受け入れて、俺も抱きしめ返すしか出来なかった。
/86ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ