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第1章 男だらけの中に女の子１人の事を紅一点って言うじゃない？

桐【よぉ、初めましてだな。俺は篠塚 桐(しのづか・きり)ってんだ】

沖田【これから、自己紹介を兼ねて俺の普段の生活を教えちゃうよ。皆、楽しみにしててね】

桐【おいぃ――――!! なにしれっと人の台詞横取りしてんだ！ ものの見事に出鼻くじきやがって！ そして俺はンな口調じゃねー！】

沖田【何言ってんでィ、俺ァ出鼻くじきに来たに決まってんだろィ】

桐【ざけんな！ ンなオリキャラ紹介あってたまるか！ すっこんでろ傍迷惑ドＳ！】

沖田【ちぇー、なんでィ。せっかくアンタと仲良しの俺が、読者の雌豚共にアンタを丁寧に紹介してやろうかってのに】

桐【だあってろ！ テメーの事だ、ある事ない事並べて話を掻き回す魂胆だろーが！】

沖田【そこまで見抜いてんならさせてくれたっていいだろィ。こういうのは本人より他人が喋ったほうが面白ぇもんなんだし】

桐【は？ 他己紹介ってわけかよ。お前にしてもらう義理はねぇよ】

沖田【まぁ見てな。この沖田総悟が一番隊隊長の名にかけて、局長補佐の華麗なる日常を説明してやらァ】

桐【不安しか無い……が、まぁいいか。言ってみろよ】

沖田【ハロー☆ 皆のアイドル、篠塚 桐でーす☆ 私は、真選組局長の補佐という役職で働いてまーす☆ 屯所は男の人ばかりでムサくて嫌になっちゃうけど、めげずに頑張ってまーす☆ 一番の仲良しは、一番隊隊長の沖田総悟くん☆ 優しくてカッコ良くて頼れる、とっても素敵な人なんだよ☆ ゆくゆくは、現副長を亡き者にして、自分が副長になるのが夢なんだって☆ 桐、応援しちゃうよっ☆ 最近のマイブームは総悟くんにイジメられる事☆ あとはn】

桐【ままま待ちやがれゴラァアアアアア!!!!】

沖田【なんでィ、ノってきたとこなのによぉ】

桐【何にノってんだよ！ 言いたい事はエベレスト並に山積みだが、一番言いてぇのは、俺はンなキャラじゃねぇ――――っ!!!!】

沖田【いいだろィ、別に。アンタをあらかじめアイドルばりにキャピキャピさせて、本編読み始め奴らに実際のアンタとのギャップを味わわせてやるんでィ】

桐【誰得だよ、ンなギャップ！ 第一、マイブームがお前にイジメられる事なわけねーだろが！どこのドＭだよ！】

沖田【アンタには生まれついての天才的なドＭの才能が】

桐【ねぇよ！】

土方【無駄話止めてさっさと働きやがれクソガキ共！】