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真選組 鮮紅血風録
第1章 男だらけの中に女の子1人の事を紅一点って言うじゃない?

――ここは、大江戸。
人間、天人、えいりあんが闊歩する街。
完全な武家制度はもはや残像かハリボテ程度でしかなく、将軍という名の存在はお飾りと化していた。
かつての攘夷戦争により敗れた人間は浪士となり、各地でテロ活動を行うようになった。
天人の支配。攘夷志士達の反乱。えいりあんの来襲。
そんな物騒な江戸において、治安と平和を死守する集団。
その名も、武装警察 真選組。


… … … … …


穏やかな晴天に包まれた昼下がり。
暖かい日差しが照らす屋敷の廊下を、とんでもなくデカい足音を立てて歩き回る人物があった。
苛立たしげな表情でズカズカと大股で歩き回る人物は、時折立ち止まっては部屋の中を覗いたり、中庭を見回したりしている。
どうやら誰かを探しているらしい。
そして、目当ての人物が見つからないと分かると、更に苛ついた表情を浮かべて、足音も荒く歩き始めるのだった。

【…どうしたんスかー? 補佐ー?】

中庭の掃除をしていた隊士達が、その人物の様子を察して声を掛ける。
声を掛けられた人物は、ピタリと立ち止まった。

?【…………んだよ……】

小さな声で、呟くように、隊士達のほうを見向きもせずに言った。

【へっ? なんスかー?】

聞き取れなかった隊士が、そう声を掛けた直後。

?【いねーんだよ! アイツが! どこにも!】

くるりと振り返った人物は、あからさまに不機嫌そうな声でそう怒鳴った。
短く切られたアッシュカラーの髪。色白の肌色。
隊服の上から見ても分かる程に、華奢で細身の体躯。
眉間のシワと額の青筋さえ無ければ、釣り目であるもののなかなかの美形である。

【あー、俺らんとこの隊長を探してるんスか? ここにゃ居ませんよー?】

?【はぁ!? 隊長が自分の隊士ほっぽって何処行きやがった!?】

【いやー、俺らにもさっぱり……また何処かで居眠りじゃねースか?】

?【アイツ! またサボりか! 叩き起こして引き摺って来ねーと!】

そう言ってまたズカズカと歩き出す。
そんな様子に隊士達は可笑しそうにケラケラと笑った。

【あっはっは、補佐は本当に沖田隊長の事好きっスね】

【ほんとほんと。お熱いこって】

隊士達のからかいの言葉に、何処からかプチッという音が聞こえた。

?【だぁれぇがぁじゃああああああ!!!!】

再び振り返ったその表情は、まさに鬼。
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