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甘い風
第13章 今
(…んー…あれ?桜子?)
二度目の目覚めに横にいるはずの彼女がいない

バスタオルを巻き付け
桜子の姿を探す

「桜子?」

ベッドルームから出るとダイニングから音が漏れてくる
(桜子、起きてたんだ)

扉を開けると彼女の姿はソファーの上にあった
ーーパターー

静かに閉める扉の音に気付いた桜子はキッチンに目をやり
翔の姿を目にする
「おはよう」

「桜子起きちゃってたの?」

「うん、さっき起きたよ」

「なんだ、俺も起こしてくれれば良かったのに」

「気持ち良さそうに寝てたから」

冷蔵庫から水を取りだし
ソファーに向かう彼
ふとガラスのテーブルの上の薔薇に目を落とす

ソファーに横たわる桜子の頭を上げて
下に身体を沈める
彼の太股に彼女の頭をのせ
ペットボトルの水をゴクリと飲み込む
サイドテーブルにそれを起き
膝の上の彼女の長い黒髪をすく

「タケルを駅まで迎えに行こ」

「何時に約束したの?」

「まだしてない」

「タケルくん、連絡待ってるんじゃない?」

「んー、何時くらいがいい?」

壁の時計を眺め
「今10時かぁ。タケルくん家近いの?」

「うん、家の近所」

「じゃあ、この家も近いね。12時くらいはどう?お昼一緒に食べないか聞いてみて」
身体を起こしソファーの背もたれに身体を預け
翔が電話をするように促す

彼は電話を取って戻ってくる
桜子の膝の上へ頭を乗せて横になり
「ラインしてみるわ」

「うん、そうして」

すぐに機械音が鳴りタケルの返事だと彼女にもわかる
「オッケーだって」
携帯をペットボトルの横に起き
彼女のガウンの中へ手を入れる
柔らかな豊かな乳房を掌に包み先端をつつく

…んっ…

手を放して彼女のガウンを直して
起き上がる翔
ソファーに座り直し
桜子を自分の正面を向くように
膝の上にまたがらせて座らせる

彼女は彼の首に腕をまわし
彼は彼女の後頭部に手をやり
彼女の顔を引き寄せる

「うふっ」
桜子は翔の短めの襟足から長い前髪へ指を滑らせ
右へ流したり
左へ流したり

「遊んでるでしょ、俺の髪で」

「うん、だってこの髪型好きなんだもん」

「ダメ。チューしちゃう」
グッと顔を引き寄せ
唇に音をたてて吸い付く
彼女の唇を舌で開かせ
口内を思う存分味わう
彼女も彼の舌に自ら絡ませ
首に巻き付く腕に力を込めて
彼の気持ちを挑発する
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