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第14章 公表 -祐樹side-

「りかちゃーん、あっちであそぼうよー」
「りかちゃん、いっしょにあそぼー」

理香にパーカーを着せ終わると、子どもたちが理香を呼びに来た。
理香の手を取り、ピョンピョンと跳ね回る。

「ちょっと行ってきてもいい？」

「いいけど、男には気をつけろよ？」

「はーい」
理香は女の子たちに手を引かれて行く。


「お前って、意外と心配性なんだな」
振り返ると、意味ありげに笑う山本さんがいた。

「当たり前じゃないですか」

「うちのかわいい娘も理香ちゃんのこと気に入ったみたいよ？」
確かに、理香の片手を引っ張っているのは山本さんの娘さんだ。