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第2章 告白 -祐樹side-
上着についた砂を払いながら、外傷がないかを確認する。

「どこが痛い?」

「切ったりしてない?捻挫した?」

理香は小さく左右に首を振るが、その頬には新たな涙が流れている。

軽い捻挫くらいはしているかも知れないが、泣くほどの痛みではないだろう。



じゃあ、なぜ泣いてる?
この涙の理由は?

俺は静かに涙を流す理香を腕の中に閉じ込めた。
小さな子供をあやすように、背中をポンポンと叩く。

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