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月 ~優香~
第4章 後ろめたさ
翌日、同じバーに顔を出した。


優華の手元には、
半分くらいに差し掛かった本が握られていた。



「今日は、読み終わりそうにないな。。。」



俺は、一人の女に声をかけた。


女は、軽い感じで、
俺の誘いにのってきた。



チェックをしていると、
優華と眼があった気がした。


俺は、何か後ろめたいことをしているような気分になった。


荒々しく、女の手を引くと、
一緒に店を出た。



なんだって言うんだ。



抱いてもいない女に、
何で俺がこんな気持ちにならなきゃならない?



俺は、女を抱きながら、
頭の中は、優華のことばかり考えていた。


そしてそんな自分に、
腹が立っていた。

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