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月 ~優香~
第22章 初デート ~優華~
アパートを降りると、目の前に車を泊めて、健一先輩が車にもたれかかっていた。

私に気付くと、私の全身を舐めるように視線を動かし、鼻の頭をかいた。



「・・・・」



 スカート、失敗だったかな。。。?



デートを意識してしまった自分が、少し恥ずかしくなった。


健一先輩は、助手席のドアを開けて、エスコートしてくれる。



「姫。どうぞ。」



健一先輩は、執事のように、片手を私に差し出し、助手席に座らせると、お腹の前に手を置き、ぺこりとお辞儀をして、ドアを閉めた。


なんだか、とっても照れくさい。


だいたい、車でデートなんて、高校生の時はなかったことで、どうしていいのかわからない。




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