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月 ~優香~
第5章 優香のペース
ソファーに座る俺の、
両側に膝を立てる。

掌で俺の頬を包み、
唇を重ねてきた。


最初は、優しく、軽く、ノックするように、何度も、。

上唇をつまみ、下唇をつまみ。
軽く、軽く、リズミカルにキスをする。


「名前、なんだっけ?」

「直也だ。覚えとけよ。」

「そう。直也。抱いて。」


そういうと、
今度は思いっきり俺の唇に吸いつき、

舌を入れ、熱く、強く、かき乱すようにキスをする。



正直、女に組み敷かれたのは、初めてだ。


いつの間にか、なすがままに、
優華に口を侵され、体の芯まで蕩け出していた。


体の力は抜け、頭はぼx-っと真っ白になった。


あぁ~。もう。
どうしてこうなるんだ?


俺の方が、女みたいじゃねーか。


こうなったら、次の展開を見届けてやろう。


っと、彼女は俺の手を取り、
自分の胸へと誘導する。
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