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月 ~優香~
第15章 記憶
俺は、美穂が男たちに穢されたことよりも、

美穂を守れなかった自分のふがいなさよりも、

美穂が見せたその顔が、何よりもショックだった。



ただ呆然と、美穂の美しい悦楽の顔を眺めていた。





気付くと、男たちは消えていた。

隣で、洋服も、髪も乱れたままの美穂がシクシクと泣き続けていた。


俺は、フラフラと立って、美穂の衣服を直すと、美穂を立たせ、近くのラブホテルに向かった。


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