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月 ~優香~
第17章 禁断の地
それから俺は、時間が許す限り、優華を誘った。
俺がいない間に、優華が別の男で寂しさを埋めるのが怖かった。
優華の他の男に合わせる時間を与えなかった。
俺の出張は相変わらず多く、優華は仕事が忙しいようだったが、
俺が東京にいる時は、必ず優華の会社に迎えに行った。
週末は、デートをし、俺のアパートに呼んで過ごした。
それは、きっと傍目に見ても、恋人同士にしか見えなかっただろう。
ただ、優華が、何かをひた隠し、抱えていることだけを除いて。。。