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写性 …SHASEI…
第13章 向日葵
力なく白濁に埋まる自身を持ち上げられて腹を拭かれる。

なんと情けない姿だろう。

沙絵の加虐はまだ続いているのだ。


だらりとしたそれを指で持たれるのは辛かった。

沙絵はそんな僕の顔をまじまじと覗き込みながら拭いていく。


「沙絵…は…良かったの?
満足した。」

「うん、いろんなお父様が見れたし、ドロドロいっぱい出て、幸せそうに寝てたよ。

今だってお世話できるし…」

「そうか…」

「ご飯ももう出来てるから、早く食べよ。」

沙絵は拭き終えて手首の帯を外した。

僕は立ち上がって着物を整えた。

ばふんと沙絵が抱きついてくる。

「お父様大好き、次はお父様の好きにしていいからね。」

今はとてもそんな気分にはなれなかった。

沙絵に手を引かれて応接間に向かう。朝食を一人ですべて作ったのだ。

「沙絵凄いね。
火を使うのも出来たんだね。」

「うん。お父様のご飯作りたかったから…」

照れくさそうに言う沙絵は可愛らしい。
さっきの沙絵と同一人物かと疑うほどだった。

「いただきます。」

「とても美味しいよ。目玉焼きも崩さず上手に出来たね。」

「うん。」

こうして、また一つ間違った方向に進んでいったのだ。
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