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痴漢脳小説 ~秋津高校サッカー部~
第5章 美少女は名監督?
 秋高サッカー部も冬の選手権に向けて再び盛り上がろうとしている。

「池内さん」

 紅白戦のメンバー分けをしていたヒデが池内を呼んだ。

「ん、あたしか?」
「今から紅白戦をやるんだけど」
「暑いのにご苦労さん」
「部員全部合わせても一人足りないんだ」

 今現在サッカー部全部で二十一人。
 紅白戦で二チーム作るには一人足りない。

「そうだな」
「池内さん入ってくれないかな?」

 え? と振り向いたのは、この二人を除く全員。

「ちょ、ちょい待ちや」
「ん?」
「池内はマネージャーやで。人数足らへんのは分ってるけどな」
「まあまあ、いいじゃない。フォーメーションの確認のために立っててもらうだけでも違うよ」
「それは、そうかもやけど」
「池内はどうなの?」

 俺の問いに池内は「ニヤリ」と笑う。

「やってやってもいいぜ」

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