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第10章 あとがき

最後までお読みいただきましてありがとうございます。ききまろです。

『痴漢脳小説　～秋津高校サッカー部』　無事完結いたしました。


ちょっと裏話。

前にニュースでも少し書きましたが、池内里奈は元々ききまろの脳内に何人かいるヒロイン候補の一人で、この作品には登場の予定はありませんでした。
何でこの作品に登場になったかと言えば、その強気な言動でサッカー部を引っ張っていってほしかった、というのもありますが、もうひとつ理由があります。

１８６ページ、１８７ページのゾノと里奈ちゃんの会話。
特に「煮魚が～」という台詞。

これをいちばん上手に言ってくれそうなのが里奈ちゃんでした。

最初はマネージャー加藤美緒ちゃん一人ヒロインの予定でした。
もっと元気な子でもっと単純で、少しお馬鹿な子にする予定でした。

ですが、書いてみるとこれが難しい。要するに「天然」な子を書きたかったのですが、全く書けませんでした。

そこで、物語の必要上でサッカーに詳しいキャラクターをもう一人登場させないと、と思っている時に

「そんならあたしが出てやるよ」

と名乗りを上げてくれたのが池内里奈でした。

美緒ちゃんの性格は最初の予定から大きく変わってしまいましたが、ヤンキー少女の池内との対比で、美緒ちゃんのキャラも少し安定しました。

こんなふうに書くとちょっと残念な子、という感じになっちゃう美緒ちゃんですが、今では美緒ちゃんも大好きです。
最終的なヒロインは池内里奈ちゃんになりましたが、二人とも作中でも仲良くなってくれたので作者としても一安心です(笑)

なかなか思い通りにかけない部分が多く、何度も書き直しては消し、また書き直して…

結局はききまろの表現力と文章力の不足を実感する作品となりましたが、それでも精一杯書きました。

お読み頂いた方、しおりを挟んでくれた方、拍手を下さった方。

皆様本当にありがとうございました。

また次回作でお会いしましょう。