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第6章 盗撮事件の余波 ー動画観賞ー

部屋を出て、須藤に詰め寄る春香
「こんな話、聞いてないですよ」
「どうしました？そんな血相を変えて...」
チラシを見せる春香
「これですよ。この副賞て、なんなんですか？」
「あー乳揉みの件ですか。なんなんですかと言われても、私が考えた訳ではないので」
「この話は、なかった事にさせて頂きます」
「えー、今更それはないでしょ」
「こんな破廉恥な事、私には出来ません」
「困りましたね...それでは、支払いの方は一括でお願いします」
「うっ！それは...」

その様子を見ていた紗織が
「やっぱり、私がやりますっ」
「それは、助かります。早速サイズを測りましょう。聡美ちゃん宜しく」
時間がないため、急ぐ聡美に春香が
「ちょっと待って！花村さんはダメでしょ」
「先生大丈夫ですよ。服の上から少し揉まれるぐらい」
「いや、そういう問題じゃないでしょ。あなたは部活行きなさい」
「でも、これ以上先生に、迷惑掛ける訳にはいかないし...」
「大丈夫！やっぱり、私がやりますから」
生徒に、そんな事させる訳にはいかないと、結局自らやる事にした春香だった。
聡美は、急いで衣装の買い出しへと向かった。
...
「では、明日９時！こちらにお願いします」
須藤から集合場所の地図を受取り、探偵事務所を後にする春香と紗織

「先生すいません。私のせいで...」
「気にしないで、どうって事ないから。花村さんは大会の事だけ考えて」
紗織を気遣い、強がる春香だが、本音は不安でいっぱいだった。
.....