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私の可愛い変態ペット
第2章  下僕転校生





嘘…喜んでる?



「だから、それが気持ち悪いんだってば…」



「……はいっ」



嬉しそうに『はい』と返事する白川。


言ってる意味が本当にわかっているのか?



「あはぁ…、ずっと会いたかった。柚葉様ぁ…」



じりじり白川が近寄って来る。


ひぃぃぃ…。



「寄るな変態っ」



「はいっ」



背中にまわる男の人の腕の感触。


ひょいと軽々しく抱え上げられた。


…お、お姫様抱っこ?


『寄るな』って言ったのに、やっぱり言葉を理解していないんじゃないか。


何してくれてんだ!!


顔が近い。


まじまじと見ても信じられない。


あの頃こんな美形だったっけ?


体型や髪型、性格が変わると、人ってこんなに別人に見えるだろうか?


同じなのは黒縁の眼鏡くらいだ。



「…って、何してんの、放せぇ!!」



「…はいっ」



机の上に座らせられる様にして下ろされる。


けれど、そのまま体重を乗せられる。


これってもしかして…、押し倒されてる?








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