この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
愛しては、ならない
第41章 更に抉られる、傷痕②


「剛さん、その仕事はもういいからこっちへ来てお茶を飲みましょう、生徒さんのお宅から頂いたお菓子があるの」

「そうだぞ――剛、今日はもうゆっくりしなさい」



作業に集中していた俺は、ドアから顔をひょっこり出す花野と祖父に驚くが、笑って頭を下げた。



「すいません。
もう少しできりの良い所なんで、そこまでやったら行きますから」

「そう?早くおいでなさいな」

「本当に剛は真面目だな――はっはっは……祐樹にもその半分くらい真面目さがあればねえ……」

「じゃあ、待ってるわね」



二人はニコニコ笑ってドアを閉めた。

俺は溜め息をひとつついて、纏めた楽譜をホチキスで留めていく。

祖母と祖父のところに身を寄せて三日経とうとする。

俺は学校を欠席して花野の音楽教室の雑用などを手伝ったり、祖父の趣味の盆栽や書道、空手等を遊び半分で教わったりして過ごしていた。


/1680ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ