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愛しては、ならない
第48章 喪われた記憶と



シャワーを終えて身体を拭き、病院の売店で急遽買ったパジャマを着ようとしたら、不意に腕を掴まれた。

ギクリ、とした私は、振り返る間も無く悟志にベッドへと引きずり込まれ、組み敷かれる。




「や……悟志さん……っ」

「……菊野……っ……僕から離れないで」




悟志の声が震えているのに気付き、私は彼の背中に手を回して撫でた。




「どうしたの……?私は……ずっと側にいるよ……?」



そう言いながら、胸が針でつつかれる様に痛んだ。

剛との数々の夜の記憶を心の奥にしまいこんで、激情を押し隠したまま、この先何十年、悟志と添い遂げていけるのだろうか?

悟志の前では何事も無かった様に振る舞って、妻と母に戻れる――?

かといって、他にどうしたら良いのだろう――


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