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愛しては、ならない
第48章 喪われた記憶と


悟志は、そんな私を見て少し微笑み、短いキスをする。

その間だけは動きを止めた彼だが、唇を離した途端、再び烈しい高速の律動が始まった。



「やあ……っ……」



あまりの烈しさと巧みさに、腰を動かす余裕も無くなり、シーツを掴んで喘ぐしか出来ない。

悟志の指が、胸の突起を絶妙な加減で押し潰し、また力を弱めて再び押し潰し……という動きを繰り返しながら、腰の律動は益々烈しさに拍車をかけていく。



「長い長い夢だった……っ」

「ん……ああ……っ」

「君との……結婚式の夢だ……」

「ん……は……はあっ」

「僕は……昨日の事のように……覚えてる……君のウエデイングドレス姿を……」

「……ああっ!」




悟志は、私の足首を肩に掛けさせ、垂直にズン、と突き刺した。


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