この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
愛しては、ならない
第14章 檻の中の愛




男女が身体をぶつけ合う映像や画像を見ると、両親の行為を見せられた遠い忌まわしい記憶が甦る事がある為、興奮というよりは嫌悪を抱くという感覚に近かったのだ。


自分はそういう感覚がひょっとしたら欠けているのではないか、と思ってもいた。


だが、いつからかは定かでは無いが、菊野の姿を目にした時や、ふと手が何かの拍子に触れ合った時、今までにない不思議な現象が起こる事があった。



胸が訳も無く高鳴り、落ち着かなくなり、身体が熱くなる。


それは、決して不快な感覚ではないのだが、不意に訪れる昂りに、正直困る事もあった。



ただ、何故菊野に対してそんな反応をするのか、自分では理解して居なかった。


単に、自分に取っての一番身近な女性だから、そうなる事もあるのかも知れない位に思っていた。


――だがそれは大きな間違いだった。


菊野は、近くに居る様でいて、とてつもなく手の届かない女(ひと)なのだ。


悟志に抱かれ、声を上げる彼女を見た時、思い知った。



/1680ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ