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愛しては、ならない
第22章 滅ぼせない恋情




初めて悟志と会ったのは、お見合いの席では無かった。

私が高校生の時だった。



二年の時、私は他校の男子から生まれて初めて手紙を貰い交際を申し込まれたが、当時の私は同じ年の異性とまともに話した事が無く、嬉しい気持ちよりも恐怖の方が遥かに勝っていた。


文化祭でクラスでは喫茶店をやったのだが、当番でウエイトレスをしていた時に友達と遊びに来て、私を見掛けたらしい。

その彼は、かなり積極的な人だった。


友達の知り合いの妹が私の通う学校に居るらしく、そのツテを辿り手紙を渡してきたのだ。


全く知らない他のクラスの子から呼び出され、
"まさか虐め?"

とビクビクしていた私だったが、その子が寄越したのは、彼からのラブレターだった。


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