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愛しては、ならない
第26章 離したくない ②


「きゃあっ……ああっ」



舌で愛されながら同時に彼の指に硬くなった秘粒を摘ままれ、私は絶叫する。


全身を大きく痙攣させた私は、そのまま達してしまう。


視界がぼやけ世界が薄れゆく中、剛の優しい笑みが目の前に見え、低い囁きが聞こえた。




「とても……素敵です……菊野さん……

菊野……

貴女を……もう……離したくない……」





――剛さん……

素敵だった……

私も……

離れたくない……

貴方と……このまま……――




しなやかな指が頬に触れ、口付けられた瞬間、私は意識を手放した。
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