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愛しては、ならない
第29章 虚しい演技を止める時


菊野と別れ際にした、ホテルの前での口付け――


もしや、見られていた――?


一瞬、背中にヒヤリと冷たい感覚が走ったが、俺はまた口の端を上げ、平然とする風を装った。


「羨ましいか?
お前に菊野さんはやらないからな」


わざと大仰な口調で返すと、森本は髪を靡かせながらこちらを振り返った。


「菊野さんによろしく言っといてくれよ。
剛の相手に飽きたら俺とデートして下さいってな」


「ばーか。
お前なんかに菊野さんを近付けられるか。
軽薄なのがうつる」


「あっはっは!!
剛は美形なのにキツイよな――!!」


森本は、コロコロ笑い転げながら軽い足取りで走っていった。



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