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第34章 恋の短夜(みじかよ）

今までは、欲に任せて彼女の脚を開き押し入っていたが、今夜は彼女が自ら蕾を開くのを見てみたい。

当然、菊野は恥ずかしがって俯いてしまう。

俺は構わずに、彼女の腰を覆うスカートをゆっくりと剥ぎ、小さなレースのショーツに手をかけた。

彼女は身を固くして、抵抗するように脚を擦り合わせる。



「……どうしましたか?

あんなに大胆に挑発した癖に……」


「だ……って」


菊野は泣きそうに目を潤ませていた。

その愛らしさに、俺の加虐心に火が点いてしまう。

彼女を焦らして、ギリギリまで欲を煽って、その唇が

「貴方が欲しい」と哀願するのを見たい。

そう言ってくれたら、俺は全てを貴方に捧げる。

この命だって、貴女の為にあげたっていい――