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愛しては、ならない
第35章 Love is…… 



「ダメ……て、また口だけですね……」


私の仕草に剛は笑い、指を脚の間に滑らせた。

静かな部屋に、水音が響く。



「ん……っ」


「ほら……こんな風に」


彼は、指を更に奥に進め、巧みに踊らせる。

これから始まる淫らで烈しい行為の予感に、あっという間に私の身体が熱くなっていった。



「剛さ……っ……早く……」


一刻も早く、彼を受け止めたい。

今度こそ、これが最後――

どうか、熱い楔を私に打ち込んで……


彼も、切迫している様子だった。

何かを堪えるように唇を結び、獣の先端を蕾にあてがう。

軽く触れ合っただけで、二人は身体を震わせて声をあげた。


「――く……っ……ったまらない……」


「あああっ……は……早く……早くっ……」



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