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愛しては、ならない
第39章 愛憎④


森本は、清崎を大切に、大切に抱いた。

初めての彼女がなるべく痛みが少ないように、ゆっくりと潤してやり、挿れても烈しくしないように自分を抑えてゆっくりと動いた。

次第に慣れてきた彼女は、目を潤ませ、せつなげな声で彼に言う。



『彰っ……私……彰が好き……』


『俺も、可愛くてぶりっ子で、優等生の振りが得意な晴香が好きだよ』


『……なによ……それ……ひど……い、痛っ……』



森本が、僅かに角度を変えてみると彼女は辛そうに瞼をぎゅっと閉じた。



『ごめん……もう、止そうか?』


彼の言葉に、彼女は目を瞑ったまま首を振った。



『もっと、烈しくして……』



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