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愛の儀式/私を調教(おと)してください
第3章 鏡の前で

はい、と答え、鏡を見ながら中指を私の中に挿す。
花びらがクチュっと音を立て中指を呑み込んだ。

 「ああっ……いいっ───」

 鏡の中で私が喘いでいる。
やらしい声、やらしい手つき、やらしい顔─────
恥ずかしい、こんな姿……絶対人には見られたくない────

 「い、いやっ……謙二さん───こんなの恥ずかしすぎるよ……んうっ────」

 濡れた声で首を振る。
なのに、鏡の中の私は指を踊らせ喘いでいる。
ピチャピチャと淫らな音が部屋に響く。
我慢できず、乳房に手を伸ばす。
ブラを上に捲り、ピンッと尖った乳首をつまむ。
理性も時間の感覚も吹き飛んだ。

 「あっ……ああっ──だめっ───」

 ピチャピチャと淫らな音が部屋に響く。
悔しい、悔しいけど……もっと虐めて、お願い────

 「聞こえるよ……美穂のやらしい音が───。これから仕事だというのにオナニーするなんて美穂はやらしい女だね。教えてよ、今どんなこと妄想しながらオナニーしてるんだい?」
「い、いやっ……やめ、て────」

 羞恥に身体が震える。
頭の中には昨夜のこと────
二本のバイブに犯された私、喉の奥までバイブを咥えた私……そして────

 「当ててあげるよ。美穂は今、男にマンコを舐められてるんだろ?無理矢理脚を広げられて───マンコをベロベロと舐められてるんだよね?ズズっとクリトリスを吸われて……マンコの奥まで舌を突き刺されて───違うかい?」

 「は、はい……」と鏡の中の私が頷いた。

 「わ、私……謙二さんに犯されてるの───謙二さんが無理矢理私の……ああっ──でも気持ちいいの────」

 身体が跳ねる、背中が反る。
すごく恥ずかしい……でもイキそう─────

  

 
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