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ヒレツガワ
第2章 倍返しを更に倍にして4倍返し

「お待たせ」
10分ほどして、梓が入って来るなり
「遅い!」
喜連川は立ち上がって怒鳴り付ける。
「…うるさいわね。部費の工面をつけに行ってたのよ、それでも文句ある?」
「う!」
ビシッと封筒を突きつけられた喜連川は気まずげに咳払いした。
「これが許可証、それから部費の五万円よ」
「ど、どうも」
吃りながら受け取る喜連川を部員たちが取り囲み、
「さすが部長!」
「よくぞ鬼会長を説得してくれた」
「部長バンザイ!サブカル研バンザイ!」
大はしゃぎである。
「う、うむ、まあな」
普段は無愛想な喜連川とてこれだけ褒め称えられれば満更でもない。
10分ほどして、梓が入って来るなり
「遅い!」
喜連川は立ち上がって怒鳴り付ける。
「…うるさいわね。部費の工面をつけに行ってたのよ、それでも文句ある?」
「う!」
ビシッと封筒を突きつけられた喜連川は気まずげに咳払いした。
「これが許可証、それから部費の五万円よ」
「ど、どうも」
吃りながら受け取る喜連川を部員たちが取り囲み、
「さすが部長!」
「よくぞ鬼会長を説得してくれた」
「部長バンザイ!サブカル研バンザイ!」
大はしゃぎである。
「う、うむ、まあな」
普段は無愛想な喜連川とてこれだけ褒め称えられれば満更でもない。

