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第7章 その7 ｺｺだけ長編☆

「………なんか3日間に大変動だったんゃな」


『うん。
ショックだったけど……
子供できた、って言われたら仕方なくて。
諦めついた！』顔を上げてニコリと笑った。


「諦めついたなら……
何で泣いてんの」


（え………あ。
私泣いてる…）
顔に指を持っていくと、頬が雨のように濡れていた。

拓斗くんがその指を握る。
「悲しいときは思いっきり悲しむんゃで。
そしたら、また思いっきり笑えるから」

と言って私を抱き締めた。

私は、彼の胸の中で………声もあげずに泣いた。


少し落ち着いた頃「キレイな顔、
台無しゃな(笑)」と笑うと………
涙を舐めてきた。

ペロッと。
頬を舐め、口の横も首も舐める。

（………あったかい）


不思議と懐かしい感じがした。