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本日もエロ日和なり
第29章 その29
姉の胸の膨らみから頭を離す。
暗くなった部屋はシーンと静まり返り、
僕は波月との逢瀬が終わったことを実感した。
************************
『…………あれぇ?あっ?!
ココどこぉー?!』
姉の素っ頓狂な声。
真夜中に来訪した挙げ句、酔って覚えてないのはいつものこと。
僕は洗面所で歯を磨きながら、
『はよー』と挨拶する。
『はよーじゃねぇよ~』
リビングのマットレスで姉は胡座を掻いて伸びをした。くああーっと犬のような欠伸をする。『あ~頭いてぇ………』
『会社行ってきまーす。
鍵閉めたら郵便受けに入れといてね』
僕は気忙しくネクタイを締めジャケットを羽織ると鞄を持ち玄関を後にした。
「あー!朝メシくらい置いとけ~」
閉まるドアから、
姉の怒声が飛んでくる。
僕は照りつける太陽を見上げた。
波月とまた逢えるのは、
1年後だ。
それまで毎日頑張ろう。
___姉は無神経だから、
出したことにも気付かないはず。
丁寧に拭いたし。
(波月との逢瀬を邪魔した姉が悪い)
そう考えるとスッキリして、
脚を会社へと急がせる。
通りは既に通勤途中のサラリーマンでごった返していた。
〔終わり〕
暗くなった部屋はシーンと静まり返り、
僕は波月との逢瀬が終わったことを実感した。
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『…………あれぇ?あっ?!
ココどこぉー?!』
姉の素っ頓狂な声。
真夜中に来訪した挙げ句、酔って覚えてないのはいつものこと。
僕は洗面所で歯を磨きながら、
『はよー』と挨拶する。
『はよーじゃねぇよ~』
リビングのマットレスで姉は胡座を掻いて伸びをした。くああーっと犬のような欠伸をする。『あ~頭いてぇ………』
『会社行ってきまーす。
鍵閉めたら郵便受けに入れといてね』
僕は気忙しくネクタイを締めジャケットを羽織ると鞄を持ち玄関を後にした。
「あー!朝メシくらい置いとけ~」
閉まるドアから、
姉の怒声が飛んでくる。
僕は照りつける太陽を見上げた。
波月とまた逢えるのは、
1年後だ。
それまで毎日頑張ろう。
___姉は無神経だから、
出したことにも気付かないはず。
丁寧に拭いたし。
(波月との逢瀬を邪魔した姉が悪い)
そう考えるとスッキリして、
脚を会社へと急がせる。
通りは既に通勤途中のサラリーマンでごった返していた。
〔終わり〕