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本日もエロ日和なり
第7章 その7 ココだけ長編☆
『母親は旦那と子供を亡くしたショックで……
精神を病んだ上に、パーキンソンを患った。
今でも尼崎の病院で寝たきりだよ。
拓斗は………生きていくために自活しながら夜間の調理師学校に通った』
私は、
黙って聞いていた………
『あの子の母親に頼まれたのよ。あの子の両親若くして駆け落ち同然で結婚して、親戚付き合いも殆どなかったから。ニュースを見てあたしが見舞いに行ったの。
母親…幸代さんは寝たきりで、口だけ少し動くのよ。〔拓斗を見ていてくれないか〕って。あの子はもう18だったけど、
母親の願いだよ。あたしはコッチで店をしてたし、
1人者だしね。
ちょっと腰も痛くなってきたし、
若い男手があると助かるからねぇ(笑)』
私は………
私は、リポーターをしていたけれど……
『………私、が?……』
何をしたのだろう。
美奈子さんはまた例のニヒルな笑みをして、
『あんたは〔良いこと〕を拓斗にしたのよ。
あんたにとっては記憶にも残らない、
自然なこと。ただそれが、拓斗にとっては〔救い〕になったんだろーね。……たぶんね。あとは、拓斗に聞いてよ』
精神を病んだ上に、パーキンソンを患った。
今でも尼崎の病院で寝たきりだよ。
拓斗は………生きていくために自活しながら夜間の調理師学校に通った』
私は、
黙って聞いていた………
『あの子の母親に頼まれたのよ。あの子の両親若くして駆け落ち同然で結婚して、親戚付き合いも殆どなかったから。ニュースを見てあたしが見舞いに行ったの。
母親…幸代さんは寝たきりで、口だけ少し動くのよ。〔拓斗を見ていてくれないか〕って。あの子はもう18だったけど、
母親の願いだよ。あたしはコッチで店をしてたし、
1人者だしね。
ちょっと腰も痛くなってきたし、
若い男手があると助かるからねぇ(笑)』
私は………
私は、リポーターをしていたけれど……
『………私、が?……』
何をしたのだろう。
美奈子さんはまた例のニヒルな笑みをして、
『あんたは〔良いこと〕を拓斗にしたのよ。
あんたにとっては記憶にも残らない、
自然なこと。ただそれが、拓斗にとっては〔救い〕になったんだろーね。……たぶんね。あとは、拓斗に聞いてよ』