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刑事とJK
第14章 徒然シゲ




「シゲ、これ頼むわ」



斉藤先輩は山ほどの書類を
僕の机の上に乗せた



「またですかぁ?」


「頼むよ、今度昼飯おごってやっから」




そう言って先輩はいつも公園に行く

ゆうひちゃんに会うために…




僕だってゆうひちゃんに会いたい

でもこの作業、僕がやらずに誰がするんだ?

先輩か?


絶対ないだろう





「あぁもー!!」


全部ばらまいてしまいたい!!


しかしそんなことも、
出来るはずがない…





―――――――――――





「だから、斉藤の捜査のやり方は、
犯人を逃がす可能性が高いんだ」


「んだとこの野郎、
もっぺん言ってみろ!!」


椅子から立ち上がり、
相手に殴りにかかる先輩を止める役も、
いつも僕



「まぁまぁ先輩、
絹川さんの意見も全部否定は出来ませんよ…」



「お前は黙ってろ!!」


バコッ


こうやって先輩のグーが僕に当たって
やっと先輩の気は収まる




――――――――――






先輩は嫌いじゃない


僕の憧れでもある





だけど、気に食わないところも多い






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