この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
刑事とJK
第22章 ごめん



―――――――――――



「食欲はある?」



『あります』




「最近計った体重、覚えてる?」




『えっと…51kg…です』




「そう、じゃあ体重計に乗って」





ゆうひは一旦刑事課の方で保護され、
健康診断を受けていた




「…えっと…48kg…ね」




津森は紙に記録を書いた




『48…
3kgも減っちゃいましたね…』



はははっと元気なく笑うゆうひを、
津森は心配げに見た


いくら斉藤をかけたライバルだからといって、
別にゆうひのこと自体は嫌いではなかったからだ



(ちなみに、ゆうひが閉じ込められていた部屋で
斉藤と何があったかは、まだ誰も知らない)





「監禁されてた間は、何を食べてたの?」




『一日に三回、パンと水を毎食食べました…』



「パンってどんな?」



『ほら、よく給食で出されたような、
味のついてない…コッペパン?ですかね。
それ一個でした』




根本的に量が少な過ぎる…


空腹、栄養不足、長時間の拘束からのストレス、疲労…






津森はゆうひの手を握った



「…つらかったね…」



ゆうひは、なんだか
初めて津森の優しさに触れた気がした



『いいえ…あたしなんて、
全然…平気ですよ?』



自分のことを心配してもらってここまで悲しそうな顔されたら、
無理にでも元気に振る舞ってしまう…






「しばらく、ベッドで休んでなさい。
食事も、少しずつもとに戻して行きましょ?」





ゆうひは頷いて、誘導してもらったベッドに横になった






/1153ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ