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刑事とJK
第25章 副担任






キーンコーンカーンコーン…



6限目の終わりを告げるチャイムが鳴った


「起立、礼」


当番の声に従って生徒は軽く頭を下げた




終わってからは…



やっぱりね…





斉藤の回りには女子、女子、女子



あたしが入る隙間もない



もう、知るか!!



「あ、丹羽…」

斉藤はあたしに気づいて手をあげたが

『さようなら!!』


あたしはさっさと帰った















「斉藤先生、ゆうひちゃんと
知り合いなんですか?」



「え、いやいやそんなわけねぇだろ?」



いきなりの質問に焦ったが、上手くかわした



「先生、彼女いるのー?」


「いる」



みんな悲鳴を上げた



「どんな人なんですか!?」

「写真ありますか!?」



「秘密ー、はいもう部活行ってこーい」



斉藤は女子たちの背中を押し、
帰るよう促した



先生さよならーと言うみんなを、
職員室の前で手を振って送った




斉藤は椅子に腰掛け、ため息をついた







…疲れる



さっさと事件解決して、元に戻ろう…



ゆうひもなんか怒ってたし(何でかわかんねぇけど)、
とりあえず…本題に入るか









時刻は7時になった



斉藤は音楽室へ向かった






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