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刑事とJK
第37章 クリスマスの夜に…





「ゆうひちゃん、
クリスマスにお泊り会しようよ」




2、3人の友達が声を掛けてきた




『あ、ごめん
クリスマスの日は用事があって…』



「えー、彼氏と?」



『えっ…何で知ってんの…!?』




あたし、友達にはまだ
彼氏出来たこと言ってなかったはずなのに…






「だってそんなにデカデカと
待受にされちゃあさぁ…」


「しかもチューしちゃってるし」






あっ!!


観覧車で撮った写真か…!!






「でも、この人どっかで
見たことあるのよねー」



ひとりが
ゆうひの携帯の待受画面を見て
そう言った





『き…気のせいだよ…ははは』



気のせいなわけがない


斉藤は、副担の斉藤先生と、
あたしの正貴叔父さんとして
みんなに出会ったことがあるのだから…





『と、とりあえず、クリスマスの日はごめんねっ
じゃあバイバイ!!』


ゆうひは家に帰った





―――――――――――




そして待ちに待ったクリスマス






ゆうひはウキウキとした


イヴの日は斉藤が忙しかったので会えなかったが、
今日は予定通り、
二人でクリスマスパーティーをすることになっている



場所は、やっぱり斉藤の家




『ああー、寒い』





クリスマスの季節にはなったが、
まだ雪は降らない



しかしそれでも、寒いものは寒い





夕方、ゆうひは斉藤の部屋の前まで来た






『たらららったら~
あーいーかーぎ~』




おかしなテンションで部屋の鍵を出した


いつの日か、
斉藤にもらった鍵だ



斉藤が帰ってくるまで、
待ってることにしたのだった




ゆうひは鍵を開け、部屋の中に入った











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