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刑事とJK
第37章 クリスマスの夜に…




―――――――――――



8時




斉藤は家に帰ってきた



「お、来てる来てる」


『お帰りー』



ゆうひはテーブルの上に
料理を並べた



唐揚げ、サラダ、スープ…


今日のは結構自信作、えっへん





「よっしゃ」



斉藤は上着を脱いで、
手をさすりながら席についた



ゆうひも斉藤の前に座る






『いただきまーす』


「いただきます」



斉藤は手を止めることなく、
パクパクと食べ進めていく



「おめぇほんと料理うめぇな」


『へへへ、それにしてもよく食べるねー』



「腹減ってっからな」



あっという間に
空の皿がポンポンポンとできた




『ちょっとは味わって食べてよね』


「味わってるって」


『ほんとに?』



そう言いながら、
ゆうひは冷蔵庫から
ショートケーキを取り出してきた



「おっ」



おいしそうなイチゴケーキだ



二人はケーキを食べだした





「うめぇっ」


『あんたそれしか言ってないじゃん』



「んなことねーよ
あ、イチゴくれ」



『子供か』



「イチゴ好きなんだよ」



ゆうひのケーキに乗ったイチゴは、
斉藤のフォークにさらわれていく



『ああ…』



そのまま斉藤の口の中にほうり込まれていった




悔しかったので、
ゆうひも斉藤のイチゴを取ってやろうとしたが
ちょっと差でそのイチゴも斉藤が食べてしまった



『ひどーい!!』



「はははは」








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