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刑事とJK
第56章 夢




『小犬…』


「追いかけんな。
あの犬は、おめぇが知ってた犬とは別もんだ」




『…』






姿形は、そっくりだった


あたしの友達だった小犬と、
ほんとに似ていた




だから



この手の痛みは、
まるであの"小犬"に噛まれてしまった気分 …





『…』




涙が溢れた




しかし、泣くのは必死にこらえた




そう、小犬は一年ほど前に死んでるのだ




『…ごめん』



「いや…」




ゆうひと斉藤は
またベンチに戻った






―――――――――――






ゆうひはそれから、
斉藤と会わない日でも公園に出向いた



あの犬に会うために















『今日もいないか…』




「…あの犬がか?」




『…うん』





「…」




こればっかりは、
斉藤もどうしてやることも出来ない



「あの犬見つけたら、どうするつもりだ?」



『…わかんない』





でもあたしは、小犬に


謝りたい…


あの時、守れなくって


ごめん


って…








その日も、もう帰ろうとしたときだった





ゆうひはふと、
小犬のお墓に向かった




…ここ最近はお墓参りしてやれてないからなー…





斉藤もゆうひの後に続いた






ぶらんこを越えて


その後ろにある茂みに入る










『!!?
小犬!!!』



「え」





小犬の墓の前で、
あの犬が倒れていた



ゆうひは慌てて駆け寄った











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