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呟きたい
第20章 欲求不満②

「久しぶりじゃない? このタイトル」

「……え?」

「本番始まったからヘレンと戯れるのやめなさいよ」

「にゃー」

「ほら。ヘレンの声まで入っちゃってるじゃないの」

「ヘレン。あとでおやつ遣るから」

「にゃにゃ」

「で?」

「で? じゃないわよ」

「胡桃さん、そのマイク似合わないですね」

「バカにしてんの」

「まさか」

「あーもういいから。これ読んで」

「どれ?」

「これっ。いい加減ヘレンから意識離しなさいバカ」

「わかりました。えー……なにこれ」

「いいから読め」

「この通りに?」

「早く」

「はい。作者の欲求不満その1。ハルと胡桃にトークさせたい」

「……」

「ね。なにこれでしょ」

「瑠衣ちゃん退院してからぶっちゃけちゃったんじゃないの」

「てへぺろぉ」

「ひょあっ?」

「いや、そう書いてありますから」

「うわ……うわっ、まだ鳥肌。ナニ今の棒読みてへぺろ。気持ちわっる」

「悪かったですね。ところで」

「なによ」

「てへぺろってなんですか」

「……おごとー! みたいなもんよ」

「おごと?」

「あーっ。もういい。もうやだ」
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