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呟きたい
第1章 設定に関して①

 「くく……これ、傑作」

 「なんですか?」

 「また名前ネタなんだけどさ、ほら」

 「ぶっ……ははは、これは気がつかなかったですね」

 「これ、読んでいいのかな」

 「いいんじゃないですか?」

 「じゃあ、瑞希の責任ってことで」

 「ちょちょちょっ……なんでそうなるんですかあ!」

 「いいじゃん。これで瑞希が責任とらされても、本編で瑞希との濃厚シーンが増えるだけだし」

 「よくないだろっ。そういうのってよくないと思います!」

 「却下。ハイ、読みまーす」

 「類沢先生ぇ……本編よりサディストになってません?」

 「類沢は沢。篠田は田。雛谷は谷。金原は原。紅乃木は木。仁野は野。なんですか、この自然感満載なメンバーズは? 和みすぎて書く度笑ってしまうわ……と。本当だよね」

 「名前考える時に気がつかなかったんですかね」

 「見事に主要メンバーみんなが自然の産物になってるよね」

 「俺だけ仲間外れですか」

 「瑞希は、宮?」

 「宮?、って……なんで宮なんですか」

 「あー、あれだよ。自然のみんなに囲まれた神宮なんだよ。瑞希は。カミサマ?」

 「バカにしてますね」

 「でも神宮瑞希じゃなくて良かったなぁ……」

 「字面的には全く問題なく思えますけどね。神宮瑞希。いそうじゃないですか?」

 「国語教師の波賀さんも波だね」

 「なんで無視?」

 「紫野も野だね」

 「……紫野って誰ですか」

 「あれ? 瑞希怒ってる?」

 「あいつの名前は二度と出さなくていいです。もう出番ないですから」

 「そうだね」

 「はい」

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