パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第16章 振り返り

　去年の今日、”どこまでも玩具”を書きはじめたわけで
　本当は瑞希と雅の誕生日って今日なんだよね
　おめでとうございます
　サイトに行った人は誕生日を知っているとは思うけどね
　最近は過去の作品を読み返してます
　やっぱり一番手をつけるのは処女作で

　なーんだろうね
　あの頃の自分は、素直に作品を進めるのに快感を覚えてたんだなって
　文からあふれ出てるよね
　これ書いてるの楽しいですって
　今の自分には足りないところ

　たった一年なのに、結構違うところは沢山ある
　一文の長さ
　心情表現のレパートリー
　読者と人物の近さ
　今は結構遠いね
　瑞希のように近づけたい
　ハルもかんなもどこにでもいる子じゃないから難しい
　今回のコンテストはどれだけ非日常を描きつくせるかっていう目標を伴っているから、そこは変えないけどね
　だから胡桃や陸みたいな常識人に共感しながら読み進めてもらえたら良いですね

　ホストの気軽さも加えたいな
　登場人物の多さ的にはもうLOVEに近いんだけど、一人一人の濃さが違う
　男と男女っていう違いもあるけどね
　有紗みたいに最後にふっと全部を曝け出せる人生を描いていけたらいい

　過去に学ぶことは本当に多い
　成長したことなんて退化したことの十分の一
　知識とほんの少しの技能
　それだけ
　抜け落ちるのは新鮮な気持ちと更新意欲
　それこそ比例してあげなければいけない二つなのに
　難しいね創作ってのは