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淫らで素直な彼女。
第9章 淫らで素直な彼女達
落ち着きを取り戻してから、
理奈に先生の事を全て話した。

「多分、理奈が最初で最後だよ。
先生の事を話せる人も。
先生の話をするのも」

話し終えた私に、理奈は静かに言った。

「夏樹さんには内緒にしなよ。
あんないい人傷つけたらダメ。
手放してもダメ。
先生が言う様に、沙織は夏樹さんに帰るんだよ。
夏樹さんと幸せになりな」


「うん」


「真山先生は沙織の事を大事に思っていたんだよ。
大事だから手放した。
私にはそう思う」


今夜は泣くよ。
スッキリして夏樹に会いたいから。


夏樹が好き。
愛してる。

夏樹の仕掛けるセックスも好き。
夏樹以外の人と繋がりたくない。

どんなに私が淫らなカラダであっても‥‥

セックスは夏樹じゃなきゃ、
イヤなの。


心もカラダも‥‥
夏樹だけ。


それが痛い程、分かったの。
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