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私は犬
第13章 大失態
頭がズキズキする。おまけに喉がカラカラ。


目を開くと、ソファーの上で、顔を動かすと……。私服姿の偽ジェントルの顔があった。

「!!!!!!」

「起きたか。今、救急車呼ぶか迷ってた。後5分目を覚ますのが遅かったら呼んでた。」

救急車???
何で????

「も…ぅしわけ…あ…りません…。」

何でだろう。声が掠れて出ない…。

「じゃ、俺帰るから。これ、飲めるなら飲め。早く楽になる。」

「…はい。あり…がとう…ござ…います。」

「念のため、俺が出たら鍵閉めろよ。」

「…はい。」

「じゃあ……。」
「あ、俺は何もしてないからなっ。分かったか?」

「…はい。」


そう言い残して、音羽さんは出て行った。言われた通り施錠して、部屋へ戻る。

私はきちんとバスローブを着ていて、よく分からないけれど、このまま眠ればいいように思える。

これ、飲めばいいのかな?変な味だけど、早く良くなりたい…から飲まなくちゃ…。

うわぁ…。苦っっっ…。ウぅぅッ…。頭痛い………。

お水飲んで寝よう…。


※※※※※※※※

※真子さんが飲んだのはテキーラです。真似しちゃだめです。絶対に…。
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