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第13章 大失態

目を覚ますと、とんでもなく頭が痛んで…。経験した事の無い気持ち悪さに襲われていた…。こういう時、どうすればいいの？？


ノロノロと立ち上がり、スマホを探す…。も鞄はどこかしら？？


ヨタヨタとリビングに行くと、ソファーの前のローテーブルの上に鞄がちょこんと乗っている。

スマホを引っ張り出して、《お酒 気持ちが悪い》と入力すると《二日酔い 悪酔い》という言葉が沢山出てきて、二日酔いは分からないけど悪酔いに違いないと思う。

だって悪魔の悪が使われているんだもの。この具合の悪さは悪魔の所業よ。絶対に……！

スポーツドリンクを飲む。これは却下ね。動けないから買いに行けないわ。鎮痛剤。これは採用。ツボを押す…。なるほど。水分補給とゆっくりお風呂。よし！採用よっ！


鎮痛剤を飲み、お水のボトルを抱えながらバスルームへ向かう。着ていたローブを脱いでブラジャーを外す。パンツに手をかけようとした時、ビックリして、２回状況を確認してしまった。

私、何で？パンツ穿いてないの？どうして？？？


浴槽にしなだれかかりながら、一生懸命考える…。

『俺は何もしてないからなっ！』